4月11日 日曜日。
前日飲みすぎによる二日酔いによって出遅れ、昼過ぎに王子に到着。
素晴らしい晴天で暑いくらいだった。
王子駅前の広場でなんとも懐かしい光景に出合う。
まるで昔のデパートの屋上のような雰囲気とでもいうか、最近ではなかなか見られなくなった催しの光景に情緒を感じる。
買い出しを済ませ、飛鳥山公園に到着すると何やら舞踊が行われていた。
これもとても良い光景だった。実に桜と合う。
飛鳥山公園での桜は散り際が美しく、こぶのように丘になった地表に花弁が落ち、
また空中でもひらひらと花弁が舞い、満開の時とはまた違った美景を晒していた。
芽吹き始めた新緑も綺麗だった。
途中急激に気圧が下がったかと思うと、いきなりすさまじい突風が吹き荒れ、
桜の花びらが一気に舞い散り、桜吹雪が起こった。
天変地異かと思うほど唐突なの天気の変化に驚いたが、まるでそういうショーが行われたかのように、花見客の心を鷲掴みにしたミラクル現象だった。
この日初めて出会う人たちがとても面白かったり、タイミングの不思議というか、面白おかしい偶然の現象が、とても奇妙であり、ドラマチックであり、
高コントラストな不思議の様相を目の当たりにした感覚に陥った。
何か分からない何かが、別の何かと確実に繋がっているというような直感。
キーワードを挙げるとするならば「変」
「変わらない」と「変わる」が同時に存在するということ。
何かがすごすぎる………!!!
壮大な勘違いでなければ。