新潟県十日町市で行われた雪まつりと連動した、唯一無二の雪上フェス、
豪雪JAMに行ってきました。
色々なトラブルで予定が狂ってしまい、雪まつりの方はあまり観る事が出来ませんでしたが、十日町市街の広範囲で雪の彫刻作品や、関連イベント、プログラムが行われていたようで、町のいたるところで無料の甘酒が振る舞われていたり、屋台が出ていたりと、お祭りムードだったと思います。
色んな地酒を会場で飲みたかったなぁ…。
豪雪JAM会場は小高い山の上にあり、坂を歩いて登っていきました。
会場は、雪上フェスなので当たり前ですが真っ白で、だからこそカラフルなフェスファッションに身を包んだ人たちや装飾が映えていました。天気も良かったので青い空と白い雪がきれいでした。
ステージ前の群衆は特にカラフルで、絵的に見ても面白かったです。
事故による記憶障害等に負けず復活を果たしたGOMAさんのライブは感動的でした。
「記憶がないので、こういう雪の世界は今の僕にとっては初めての世界なんです。」といったような話がリアルで、まだかつての記憶を取り戻せていないはずなのに素晴らしい演奏で、何だか奇跡を目の当たりにしているようで感動しました。
場としても、体験としても、新鮮で貴重なフェスだったと思います。
運転が無ければ焚火を囲んでしこたま飲んでいたかったけど、まぁそれは次回やれたらいいなと。
あと大人も子供ももっと雪遊びができるコーナーが設置してあると楽しいんじゃないかなと思いました。ステージ前でのダイブは禁止されてるので、雪にダイブを。
老若男女、地元の人たち、遠くから訪れた人達、筋金入りのフェス好き達などが入り混じって、それぞれがそれぞれに楽しんでいる自由な空間が面白かったと思います。
だからこそその公共の空間をより気持ちのいいものにする為に、マナーを守って自由を楽しむことが大切だと思いました。
客として来ていても、その場をより良くする為に自分も「参加」するというのが、こうしたお祭りやパーティーの醍醐味かなと改めて実感しました。
余談ですが、帰りの夜の悪路の峠道で雪崩が起きて道路が完全に塞がれてしまってて、雪の恐ろしさ、大変さも実感しました。
こうした雪まつりなどの楽しい場面しか見ていなければ、雪の降らない都会の人にとって雪は非日常的で楽しいものですが、そこに住まう人たちにとって豪雪は生死に関わるような日常の問題でもあり、そうした厳しさと共存して乗り越えて生きているんだなということも改めて感じました。
どんな厳しい環境でも克服して楽しめるような強さ、タフさをもって現実をもっと良くしていきたいなと思います。
今の日本に必要なのは、そんなところの力なんじゃないかなぁと思います。
出来れば、みんなで。