人は、自分らしく、自分のしたいことをしている時にこそ輝くのだと思います。
そうした人のグルーヴが共振して作り上げられている時間空間は本当に素晴らしい。 そんなようなことを思うのであります。
さて、暫くめまぐるしく時が流れ、色々なことがあって自分の中で整理しきれていないので、
振り返って整理する作業を行おうとしているのです。
前回日記のフジロックの後から今日に至る流れ出来事を振り返ってみるのです。
北海道は札幌近郊で行われたライジングサンロックフェスティバルで魔神くんを販売する為に
仕込み、魔神制作のラストスパートに追われ、出発ギリギリまでひたすら魔神を生みだしていて、何かよくわからない精神状態のまま、9日の朝電車で札幌を目指しました。
単純に交通費を抑えるために青春18きっぷを利用したのですが、なんだかんだ旅費が高くついてしまうことは後の祭りでした。
新潟まで夜行のムーンライトえちごを利用できれば丸2日で札幌に着くことができそうだったのですが、7/30の豪雨による洪水被害で電車が運休してしまっていたので、完全に鈍行で行くしかなくなってしまったのです。
1日目は宇都宮線で宇都宮→黒磯
東北本線で→郡山→福島へ。
郡山から福島のあいだは、やはり他の地域とは何か違った雰囲気があるように感じられました。
奥羽本線で→米沢→山形→新庄→秋田へ。
この日は秋田までしか行けなかったので、秋田に宿泊することに。
目当てにしていたホテルに電話をかけると電話番号が使われていないとのことで、そのホテルは無くなってしまったということが分かり、近隣のホテルを探すものの全て満室になっている…。
なにやらインターハイが行われている関係で、この辺のホテル宿泊施設、マンガ喫茶までもが全て埋まってしまっているようでした。
仕方がないのでタクシーに最寄りの朝までいれる温泉施設に連れて行ってもらい、風呂に入って仮眠室で就寝することに。利用者のほとんどがは男性で、いびきの音と独特の匂いが気になったものの、気持ちよく休むことが出来ました。
ここまで特に観光らしいことは出来なかったものの、秋田駅近くのかまくらの里という居酒屋で飲んだ地酒とつまみが美味かったので良い気分でした。
2日目、秋田から奥羽本線で→弘前へ
ここで乗り継ぎに時間があったので、弘前城へ行ってみることに。
天守閣は思ったより小さかったものの、この城跡の弘前公園自体が情緒豊かでいいところでした。桜の季節にまた訪れて見たいと思いました。
弘前と言えばねぷた祭りが有名ですが、7日までで終わっていました。
弘前から奥羽本線で青森へ。
青森の駅前にある景色建物がモダンでいい感じでした。
青森からスーパー白鳥号に乗り→蟹田→木古内へ
18切符では特急列車は通常利用することのできないのですが、蟹田→木古内区間は青函トンネルが通っており、このスーパー白鳥号を利用しないと北海道へ行けないので、特例として利用が認可されているのです。
時間がなかったので青森→蟹田区間の特急券+乗車券料金は支払い、
はじめて車内でビールを飲んでつかの間の優雅な時間を過ごし、青函トンネルで津軽海峡を越えたのでした。
そして木古内から江差線で函館へ。
この日は函館までしか行けなかったので、函館で宿をとることに。
秋田で宿がとれなかったことの失敗から、今回は事前にじゃらんネットで予約しておき、格安のビジネスホテルへチェックイン。
函館ラーメンを食べてビールと餃子で一杯やっていると、近くで飲んでいた地元民の青年らに誘われしばし酒を飲み交わすことに。なんと彼らは3兄弟でした。
「函館の人らは人がいいよー」と言うのが彼らの気さくな人柄からもうかがえました。
次の朝が早いので早めに切り上げ就寝。しかし朝方まで寝つけず、わずかな睡眠中に面白い夢を見たのは前の日記に記録しておきました。
3日目、海鮮丼を目当てに函館の朝市へ行き、イカイクラ丼を食べました。イカが美味かった。
朝食後、函館駅から函館本線に乗り、長万部へ。
この間、北海道の自然を車窓から眺め、堪能することが出来ました。
長万部で乗り継ぎの間に海へ行き、近隣を散策しました。
函館本線で小樽へ行き、小樽→札幌へ。
この間「もしかしてライジングサンですか?」と話しかけてくれた青年と意気投合し、ビールを買って車内で一杯やりました。彼は環境ボランティアでの参加ということでフジロックにも行っていたらしく、その時自分が作って販売していた飯も食ったとのことで、不思議な縁を感じました。
途中にあった駅名が面白かったです。
札幌に着くと、友人の店を目指ししばらく歩きました。はじめての札幌の景色は新鮮でした。
友人の店、「あんずや」を探し、そこへ送っておいた荷物を佐川急便さんに持ってきてもらい、荷物の受け取りを済ませて、すすきののカプセルホテルで日帰り入浴をしました。
入浴後、あんずやの店主である友人と久々の再会を果たし、次の日のライジングサンを共にするメンバーと出会い、飯を食いに行きました。
乾杯して寿司を食べている途中に自分が誕生日であることに気付き、ウニ寿司をおごってもらいました。
その後もっと初札幌の夜を満喫したかったものの、明日本番のライジングサンに備えて寝袋で就寝。
この時点で、別に旅をする目的ではなかったのに結構ハードな旅になっていることが面白く、
青春18きっぷを利用して遠くにいくと、確かに青春っぽくてなかなか良いものだとも思いました。(乗車時間が長すぎる&絶対乗り過ごせないから時間を気にしまくって疲れますが…)
もっと若い時から利用していればよかったなと思いました。
夏の記録② RISING SUN ROCK FESTIVAL編へつづく