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2011年8月24日水曜日

夏の記録③札幌~大館編

ライジングサンの撤収をしたのち、まずはホテルにチェックインしてゆっくり風呂に浸かり、睡眠をとってから軽く打ち上げにすすきののオリエンタルグリルへ。 
食べ飲み放題でもう食べれません状態にがっつり食いまくったのでした。
 海老と帆立のトビッコクリームスパゲッティが美味かったです。
すすきのの街の看板は巨大でした。 

飯の後は札幌の文化発信地、PROVOの打ち上げパーティーへ。 
アブサンやらイエーガーやらを飲ませて頂きました。気持ちいいパーティー空間でした。 

翌朝の出発が早かったので、3時過ぎまで飲んでホテルへ戻り、3時間ほど寝てタクシーで札幌駅へ。 
しかし乗るはずだった電車が行ってしまい、仕方がないので特急列車でショートカットして苫小牧へ。 
苫小牧から室蘭本線で東室蘭→長万部へ。 

長万部で乗り継ぎに時間があったので近くの温泉に歩いて行って入浴。 
お湯が44度もある高温の温泉で、汗を流すために入ったのに体が温まりすぎて、湯あがり後もすぐ汗だくになってしまいました。 

長万部から函館本線で五稜郭へ。 
五稜郭から江差線で木古内へ。 
木古内からスーパー白鳥号に乗り、青函トンネルを越えて青森の蟹田へ。 
蟹田から津軽線で青森→奥羽本線で弘前へ。 
弘前で夕食をとって奥羽本線で大館へ到着。時刻は22時半頃。 
なんとか一日で大館まで到着することができました。 

大館には、ゼロダテ/大館展2011 「もうひとつの大館」を観に、(グラフィック作品で参加)やってきました。 
参加している作家の友人に連絡をとると、ちょうど少し離れた会場(矢立温泉赤湯)でやってたパフォーマンスを終えて大館へ戻るということで、合流することに。 
近くに安宿がないか尋ねると、少し離れたところにある祖父母の家に泊まっているということでご一緒させてもらうことに。 
そして6人のアーティスト達と合流し、秋田の古民家に泊まるという全く予期していなかった展開に。 
乾杯して雑談していると、スイカがあるということでスイカを切るものの、 
汁が垂れるということで外へスイカを食べに繰り出すことに。 
しかもすぐ近くに駅と線路があり、もう電車は通らない時刻だったので夜の無人駅の線路でスイカを食べるというレアなシチュエーションになったのでした。 
さらには花火も少し持っていて、何故か虫取り網と虫籠があったので、バッタやコオロギ、カナブン、蜘蛛を捕獲するという、 
「小学生の夏休み」のようなシチュエーションが、ごく自然な流れで出来上がりました。 


蚊に刺されるので家に戻ってしばし雑談したのち就寝。 
しかしここでもいかにも夏休み的な事件が起こったのでした。 

皆はお茶の間的な広い部屋で寝ていたのですが、自分はこのレアなシチュエーションでちょっと特別な情緒を感じたい+涼しさを求めて一つ隣の部屋で寝ていました。 

皆が寝静まり夜が深まる中…突然、部屋の中に「何か」が入ってきたような気がしました。 
そしてそれが部屋の中を高速で飛びまわり、自分の体に当たったような感じがしたので、びっくりして悲鳴を上げすごい勢いで飛び上がってしまいました。 
「何か」はみんなの寝ている隣の部屋へ行った気がして、すぐさま追いかけて部屋の中をキョロキョロしていると、その自分のドタバタでびっくりして起きた人がポカーンとしていました。 
「何何?どうしたの?」 
「いや…今何かが……」 
しかし部屋の中には何もいなかったようなので、 
「いや…ごめん夢かも…気のせいかもしんない…びっくりした…だだだ大丈夫…大丈夫…」 
と、完全パニクっていましたが、何故か「何か」は去ったようだと確信して再び床に就きました。 

ちょうど15日のお盆~16日にかけての深夜の出来事でした。 
あれは一体何だったのか………… 
翌日聞いたところによると僕は夢遊病と思われたようでした。 

翌日16日、出展作家達は会場の空間でインスタレーション作品を作るということで、会場の大館市の商店街へ。 
7月に3331内のZAC TOKYOで行われた(((OCOS)))の巡回展もありました。 

大館展では、商店街の使われなくなった廃ビル空間などをギャラリースペースとして使用していて、通常なかなか味わえないただならぬ雰囲気があって面白かったです。 






夜になると、送り盆の行事として大文字焼きや、精篭流しが行われていたので観てきました。 

山に現れた大の字の巨大な送り火が点火された後は、花火大会でした。 
打ち上げられる花火も空に灯す巨大な送り火と解釈してよいのでしょうか。 
作家の皆は作品作りをしていたので、一人ビールを飲みながら花火を鑑賞しました。 

その晩は作家の皆の打ち上げで飲んだ後、大館展のスタッフの方々の宿泊所のベッドに寝かせてもらいました。 
翌朝の出発が早かったのでちゃんと礼をいう間もなくタクシーに乗り込み、大館を後にしました。 

夏休みが濃縮されたような大館での一日でした。 


大館からはまた鈍行電車を夜まで乗り継ぎ、新潟の松之山(母の田舎)へ。 
翌朝墓参りをして、温泉に浸かって車で大宮へ帰りました。 

何やかんやで色々な出来事があり、思っていたよりもかなり濃厚な旅になったので、わざわざ時間を使ってこうして記憶を振り返ってみたのでした。