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2021年3月2日火曜日

海のある暮らし-絆家シェアハウス-うみがめ舎-

昨年2020年の6月。
4月~5月のコロナの緊急事態宣言期間が明けると同時に、僕は湘南は江の島にあるアーティストシェアハウス「うみがめ舎」の公認アンバサダーとして1か月間住み込みでその暮らしぶりを体験しながらSNSで発信するという事を行っていました。
これはその時の生活を回想して簡単にまとめた記録になります。



久々に訪れた片瀬江の島駅はリニューアル工事の終盤でほぼ完成しており、前から竜宮城みたいでしたが、より一層の竜宮城感が増していました。

竜宮城のような夢見心地の暮らしが待っていたりして…。


うみがめ舎は片瀬江の島駅と鵠沼海岸駅の間くらいに位置していて、シェアハウスまでの道のりも海沿いの街らしく気持ちよかったです。

海岸から5分と経たない海沿いの住宅地、周りには立派なお家だらけ…どう見ても高級住宅街なエリアの中にうみがめ舎はあり、え?!ココ…?!
こんないいところにシェアハウスが?!…と最初とても驚きました。
湘南セレブの住む所じゃないですかと…。

完全にシャレオツじゃありませんか…。

ウッドデッキのテラスがあるのは知っていて、ウッドデッキへの憧れがあったので、これは活用させてもらって楽しむしかないとワクワクしました。

外には水道とシャワーもあり、海で泳いで足が砂まみれになっても、洗ってから家に入れる仕様になっており、サーフボードの置き場もありました。
海好きには最高の環境ですね。

早速外のハンモックに寝てみた図。
天気のいい日にチルするには最高です。

夜も雰囲気があって、初夏の夜風にあたりながら仕事後の一杯を楽しんだりできました。

朝はスムージーをよく作っていたので、
テラスでヘルシーな1日のスタートを。
何だかカリフォルニア西海岸のライフスタイルみたいだなと思いました。

そして、歩いて5分かからずこの状況…

海の高台にも開放感抜群のウッドデッキの広いテラスがあり、裸で寝そべっている人もいます…。
まだ6月初頭だというのに夏休みかのようです…。天国ですかと。


平日でも朝からサーフィンをしている人が大勢います。

6月の梅雨の時期だったので、流石に毎日こんな晴れ模様ではなかったので、
貴重な晴れの日には、仕事に入る前や、休憩の時間に海で一息つくということが出来ました。


こういったリゾートのような環境でつい外で遊びたくなってしまいますが、
自分はたまたま仕事の繁忙期と重なっていまして、ほとんど大半の時間は自室の部屋にこもって制作漬けの日々を送っていました。

しかしシェアハウス内でも広く場所を使いたい時などは、空いていたら共有部分のリビングを使って作業させてもらったり、アトリエルームで作業したりも出来ました。



リビングもとても居心地がよく、タイミングがあって居合わせた住人同士で雑談したり、新規入居の人が来る時などは歓迎のご飯会をしたりして、個性豊かな住人(うみがめファミリー)達と楽しい時間が過ごせました。

うみがめ舎で僕が驚いたのは、皆とても共有のマナーの良い人たちばかりで、散らかりっぱなし、使いっぱなし放置みたいなことも少なく、とてもきれいに利用していたので、若い人が多く集まるシェアハウスにありがちなカオスを経験せずに済みました。

自分が21くらいの時に男連中だけでシェア生活した時は凄いカオスだったので、キープクリーンが出来る事には感動しました。

住人達も、個性豊かというか、一人一人がその人ならではの個を持って個を保ち、
互いを尊重しつつ、自分のペースを崩さず生活している人が多くいたような気がします。

ここならではの空気感的なものは、いる人達の個性の相互作用によって自然と生まれはするものの、コミュニティ特有のノリ的なものが特別にある訳ではなく、多様で、楽で、自然であると思いました。

"郷に入っては郷に従え"とは言わずとも、最低限のルール、マナーを守って思いやる。

全く違ったバックグラウンドを持つ多様な人々が生活を共にする環境が当たり前であり、次々と新しい人が入り、出て行く環境の中、
自然と素でいられて、
他の人を思いやる事の出来るマナー、マインドが根付いていて、何となくそれを共有していける事は素晴らしい事だなと思い、学びのある良い経験になりました。


僕はアンバサダーとしての1ヶ月の限定入居で、仕事も立て込んでいたため、
時間を有効活用する為にも、近隣の散策の為にも、限られた時間の中で出来るだけ楽しむためにも、入居して速、速く走れるロードバイクを購入して、合間合間に近隣を走り回っていました。

シェアハウスの入り口にも自転車置き場があるので、走りやすい自転車を持っておくのはお勧めです。
ただ、海風の影響を凄く受けるので、金具部分がとてもさびやすく、こまめなさび止め、さび落とし対策が必要だと思います。

砂浜付近を走るには、砂を被った道路もあるので、タイヤの細いロードバイクは不向きだったかもしれません。
ビーチクルーザーのような、タイヤの太いオフロード対応の自転車を多く見かけたので、海沿いはそっちの方が走りやすいのだと思います。

それにしたって、海沿いのサイクリングは最高でした*
湘南ブルーの空と海の脇を疾走する気持ちよさは格別です。
鎌倉や茅ヶ崎にも20~30分くらいで行けました。
海沿いを走るのは短時間でも結構日焼けするので、日焼け対策もした方が良いです。

僕は日差しの強い日に往復1時間ほど半袖で走っただけで腕が真っ赤になり、勉強しましたが(笑)
また天気の良い日に海沿いのサイクリングをしに行きたいです。


自転車はお勧めですが、うみがめ舎からの徒歩圏内でもリゾートのような商業施設がありました。江の島寄りの134号沿いに新しくオープンしていて、オシャレなブックカフェやレストランが入っていました。

観光には、江の島なので言うまでもありませんが江の島の島内へ橋を渡って上陸すれば色々あって一日楽しむことが出来ると思います。
天然温泉の江の島アイランドスパもあって、海なのに温泉もあるのは嬉しく、せっかくなので何度か入りました。勿論オーシャンヴューです。


江の島の方は観光って感じのお店が多いのですが、生活用品等は近くの藤沢駅の方までいけば大抵のものは何でもそろうので、生活に不自由な事も無く、
本当に素晴らしい環境で、1ヶ月だけの体験で退居してしまうのが勿体なくとても名残惜しかったです…。

最終日にみんなに見送ってもらう図。

僕は元々海が好きで海外のビーチリゾートなども昔はよく行っていましたが、ここ数年はあまり行けていなかったので、この1ヶ月の海沿い暮らしの生活で、海が好きだったことを思い出す事が出来、素晴らしい体験になりました。

若かりし頃、南国リゾートの空、海、海中の熱帯魚やサンゴ、植物のトロピカルな色彩に感動し、
それから蛍光色を多用するようになりました。

 楽園のようなトロピカルフィーリング。
AVA(自分が作っているファッションブランド)の色使いにはこれがあったんだよなと再確認しました。

翌月、僕の髪は鮮やかな蛍光グリーンになり、武蔵野の大地を走っていました。

ありがとう、江の島、湘南。
また何らかの形で戻ってきます*